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商品詳細

[新書] クレヨン王国 道草物語 (講談社青い鳥文庫)

  • 販売 : 講談社
  • 発売 : 2002-08
  • 通常24時間以内に発送
  • 内容 : 新書
    • 229ページ
  • ■備考
  • 「クレヨン王国 道草物語 (講談社青い鳥文庫)」は、「2002年08月」に「講談社」から、定価「¥ 609」で発売の、「新書」商品です。

  • ★★★★ : 2007-01-03 : 年齢を重ねていく登場人物に物語の重みを感じた。
    三郎とまゆみが王国に帰ってくるというのに、雲影事件はいまだ解決せず。一方、ストンストンとアラエッサは自分たちが村長を務める春母へと赴きます。

    今作は三郎とまゆみが帰還する前のドタバタを描いているので、起承転結に則った物語展開はありません。「道草物語」に相応しい、まさに余興的な1冊となっています。本書の中での読みどころは2箇所、カメレオン総理とナルマニマニの会談とストンストンの一夜です。

    前者は年老てしまった若かりし頃からの友人同士が寿司をつつきながら他愛のない話を繰り広げるシーンですが、これが文句なしに素晴らしいできになっています。カメレオン総理が、青春をいまだ捨て切れていない親友を見やって、
     -ナルマニマニ、われわれは、もう、なにをしてもいい年代になったんだよ、ナルマニマニ。-
    と呼びかけるシーンには、老境に至った友人に対する確かな愛を感じ、思わず溜息をついてしまいました。著者は1928年生まれ。カメレオン総理と同じ年代なのでしょう。総理が語る言葉には、童話には似つかわしくないほどのリアリティがあります。また、その後に続くダガーの挿話も素晴らしいです。

    さて、後者、ストンストンの一夜ですが…。これはもう…、ご馳走様でした、としか言いようがありません。登場時は可愛らしい子豚ちゃんだったストンストンも、いつの間にか立派な青年になっていたんですね。時の流れを感じてどうにも切なくなりました。ストンストン、いつまでも幸せにね。

  • ★★★★ : 2004-06-13 : 想像し得ないことが…
     超大作「月のたまご」の続篇2作目。
    「びっくりする事件発生…」という帯の文句はまさに言い得て妙。
    読者も、登場人物たちも想像し得ない、すごい事件が起こる。
     そのようなハプニングも然ることながら、「月のたまご」の、とある登場人物の意外な一面にふれた一節が、不思議に存在感を放っている。
    その一節によって、作品の緊張感が保たれているといっても過言ではあるまい。ほのぼの気分の、悪く言えばマンネリ気味な雰囲気を、うまく引き締めている。
     また、既刊の「月のたまご」シリーズ同様、年少の読者には理解しづらいと思われる描写もあるが、「こどもは小さな大人である」とする作者の姿勢、常に新しいものに挑戦するパワーに、あらためて感服する。
     全体的には、題名通り「月のたまご」続篇の主要な流れからは多少外れた作品だが、完結編に向けた伏線が、この「道草」のなかにもいくつか散りばめられていそうである。